
形成外科医向けにイラストワークショップ開催
形成外科の先生方10名にイラストワークショップを行いました。
日時:2019年3月11日
場所:福岡市九州ビル
前日に開催された第109回九州・沖縄形成外科学会でのメディカルイラストレーション講演に連動した企画です。
世話人の佐賀大学形成外科 上村教授にお声がけいただき、初の試みとなりました。
(メディカルイラストレーション講演では140名の先生方に40分間、お話させて頂きました。
情報を詰め込みすぎた感があり、反省しましたが、7人の先生方が終了後にお話に来て下さいました。)
今回は10名の枠に20名の方々が応募され、告知後すぐに枠が埋まったとのこと。
形成外科のドクターとイラストレーション技術は親和性が高いことを感じました。
初回となる今回は、形成手術の対象となる「耳、手、足」のスケッチをしてもらいました。
会場には長机を交互に並べ、お互いの耳が見えるように工夫しました。また私の手もとを4kカメラで撮影し、モニターで拡大して見ることができるようにしてもらいました。佐賀大フォトセンターの備品素晴らしい。
当日は簡単なレクチャーの後、形成外科医の皆さんに耳、手、足の順にスケッチしてもらいました。
希望して参加された方々だけあって、皆さん基本の描写技術はクリアしていらっしゃいました。
それぞれ45分間、集中して描いてもらい、その後モニターで写しながら添削をさせて頂きました。
立体の捉え方、ハッチングのやり方を中心に、実演しながらお話しました。
写真の作品は私が添削しながら描いたものです。皆さんの作品も素晴らしく、お見せ出来ないのが残念です!
ワークショップ終了後、忙しい外科医が描き続けるコツについて、レクチャーさせていただきました。
個人的には外科医の先生方が集中して描く姿を見れたこと、一人一人個性が感じられる絵を楽しめたことがとても嬉しかったですね。
ここからご専門の手術などを表現した、素晴らしいイラストが生まれることを願っています。
アンケートの結果を記します。
質問 1、次回以降も開催があれば参加をご希望されますか?
参加希望する 11 どちらでもない 0 参加希望しない 0
質問 2、他の方にも参加をお勧めできる内容でしょうか?
勧める 11 どちらでもない 0 勧めない 0
質問 3、ご意見、感想
- 貴重な機会だと思います。是非、今後も続けてください。
- 集中して出来ました。ハッチングという技術が学べてよかったです。病理のシェーマに早速使用いたします。
- とても楽しかったです。
- PCやタブレット等を用いた絵の書き方も習いたい。
- 絵の授業を受けたのは初めてで、とても刺激的でした。周りにもお勧めします。
- これぞ、求めていた勉強会でした。
- 受講証などあればと思いました。
初回にしては大変好評で、ホッとすると同時に、これまで医師がイラスト技術を学ぶ機会が無かったため、たくさんの医師に望まれていることを実感することができました。
来年の同学会に合わせた第2回の開催も決定しました。九州の地から、医師がスケッチする文化を発信していきます。
会長の上村先生、フォトセンターの立石様、佐賀大形成外科教室のスタッフの先生方、ありがとうございました。
【お知らせ】
メディカルイラストレーションの講演・ワークショップを募集しています!
医者絵師あかしの話を聞いてみたい、体験してみたい方はお気軽にご連絡ください。
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